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【セラピー後記】げに恐ろしきは人の心なり ...

ある病気に罹った方(○さんとします)ヒーリングの依頼を受けました。

私は、悩み相談など心のセラピーをメインにしているので
「病気のご相談には乗れません。病院に行って下さい」と申し上げました。
ところがAさん、ご両親譲りの病院嫌いで通院の意思はないとのこと。


昔から漠然と、"手当て”によるヒーリング(治癒)などには

関心があったものの「水晶さんなら出来ますよ」と言われても

実感がなく必死の懇願にも

「治癒は自信ないです。出来るものならとっくにやってます!」
と結局お断りしました。

 

詳細は割愛しますが○さんはその後
いろいろなところに行かれ、とある有名な霊能者、△さんに

たどり着いたのですが、過酷な修練・謎解きのようなセラピーに

心も身体も悲鳴をあげてしまい
「やはり水晶さんにお願いしたい。実験台と思って良いから」

とまで言われ、そこまでおっしゃるなら、とお受けすることにしました。

一旦やると決めたら不思議なことに
患部がはっきりわかり手も勝手に動く。
集中し始めたそのとき、女性が私の口を使い

「私が出来ること、あなたが出来ること。
一緒にこの子を助けてやってはもらえないでしょうか」

と言葉を発しました。

誰? 


・・・感覚では○さんのおばあさま。


そこで○さんに尋ねると
口調や性格?からやはり亡くなったおばあさまだろう、と。


「越えられない試練は与えられない」等

励ましを受け、おばあさまと一緒に出来る限りのことを

させていただくことにしました。


しかし、この数日後再び件の霊能者△さんから○さんに電話があり

良くなっていた体調が再び不調になったそうで
おばあさまに尋ねたところ
完全に△さんとの関係を絶たなければならないことがわかりました。

それを受けて今一度○さんに尋ねます。

「もう霊能者△さんに未練ないですか?」
「ありません」
「わかりました」

そのとたん、霊能者△さんのところにいたものが視えました。

古い女性の霊

そして(こじゅつ)との言葉。

なにやら呪術めいたものの気配が。


続けて私の口はなにかを唱え始め、

そのとたん○さんからはたくさんの人間の顔がついた煙状のものが
出てきて、ビジョンの中で壷に吸い込まれていきます。
最後に蓋がされ、煙は消滅。
あとには霊能者△さんの素の心、姿が視えました。

先ほどのおぞましい煙状のものは

霊能者△さんの我欲と心根が呼び寄せて続けて

巨大化してしまった化けモノのようです。

霊能者△さんはそれを”神”と崇めていたのでした。


「なにか空気が変わって視界もスッキリしてきました!」
との○さんの言葉に我に帰り
(こじゅつ)とはなんぞやと言う話になり
女性と犬が気になって意識を合わせると

△さんから開放された女性が話し始めました。

それは、なんとも悲しい、古い時代の犬と女性の物語でした


その女性は色々な経緯から自分の欲望のために愛犬を

呪詛に使い、目的を達成したのですが

その後の人生や死後の世界でのとてつもない後悔を経験し

魂を救ってくれる人間を探して彷徨い続け、知らず知らずに

霊能者△さんに引き寄せられて使役されていたようでした。

話を聞いて「今ならあなたが本来行くべきところに送ることが出来るよ」

と伝えたところ、○さんと私への謝罪と感謝の言葉を聞けたので

来世でも二度とこのようなことをしないと約束して

生前可愛がっていたときの姿に戻った愛犬を

彼女の元に戻し、○さんのおばあさまにお願いして

行くべき世界にお送りしました。


夜になって○さんが
「ネットで調べたらありました!驚いてひっくり返りそうになりました!」と
メールをくださったのですが
こじゅつ=蠱術というもので、あの女性は犬を犬蠱に使ったであろう
という結論にたどり着きました。
ここでは割愛しますがとても悲しく、おぞましい行為で
なぜこんな恐ろしいことが出来るのだろうと愕然としました。


さらに恐ろしいのは○さんから告げられた新事実。
”犬神”がおばあさまご存命当時○さんの家に関わっており
そのことが○さんの病にも関係しているようなのです。
それはまた別の機会にでも。


魔は心の闇に惹かれてやってきます。
利用しているつもりが利用されてしまうのです
その連鎖は拡散し、”占いジプシー”や"信者””依存”
を作り上げたりもします。


冷静な状態だとマルチ商法のような詐欺に引っかかる人に首を傾げますが
興味本位であれ、実際そこに関わると知らず知らずのうちに
自分まで・・・ということになりかねません。
知能が高かったり力が強かったりするほど
仕掛けてくるものは巧妙です。


○さんは軽く洗脳された状態だったわけです。
冷静になった今、霊能者△さんに言われたことに対して
疑問点がたくさん浮かぶそうです。

そしてようやくスタート地点に立てた気がすると
おっしゃっています。
邪魔するものは消えても
病の元はまだ其処に在るのですから。

私は自分に出来る限りのお手伝いをさせていただく所存です。

こういうおしごとをしていると「幽霊とか化け物とか怖くないの?」と

尋ねられることも少なくありませんが

そのようなものたちよりも嫉妬、欲望、に狂った

利己的な人間が人を貶めたりすることのほうが

私には恐ろしく感じるのでございます。

 

※犬神や蠱術についてはあまりにおぞましく
引用できなかったので興味のある方は調べてみてください。

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